札幌最終日。

朝早く彼を送り出して、簡単に部屋を片付けてからあたしも早めに家を出た。昨日と同じようにプレゼントを用意して、メッセージは書き直して。
お昼前に空港に着いて、カフェで本を読みながら待った。搭乗手続きを待ってると、昼休みに入った彼から着信が。「札幌にいるんだったら一緒にごはん食べようよ」って。早めに空港に来といてよかったって思った。だって今会っちゃったら別れがつらくなるだけだもん。
飛行機の中でほんの少し涙を流した。何の涙なのか理解できなくて、疲れからかいつの間にか眠ってた。
夕方、地元に帰ってきて彼に正直な気持ちをメールで送った。面と向かっては言えなかったこと。
残業だった彼は家に着いてから電話をくれた。「プレゼントびっくりしたさー!あみの気持ちすごく嬉しかったよ。俺のほうこそ4日間ありがとう」って。プレゼントは次の日から身に付けてくれてるみたいで嬉しい限りです。
会いに行った相手が彼でほんとによかった。最後の日の朝、初めて「あみ大好きだよ」って言われたこと、ずっとずっと忘れないよ。