あたしにできること。

as12202006-07-15

今日は朝からお昼過ぎまで1ヶ月ぶりに電話相談に行ってきた。行ったらなんと6通もメールがたまっててびっくり!!いつもはきてても1通か2通なのに。雑談から重い相談までいろいろあるから1通返すのに平均15分はかかる。あと事務的な処理もするからプラスアルファの時間もかかる。今日は返しても返してもまた返事が来て…そんな中電話までかかってきて・・・。あたし全然器用じゃないのに電話で相談受けながらメールの相談にも返信をするという荒業に挑戦した。電話かけてきてた高1の男の子に「お姉さん?何かしてる?」って感づかれて何回か言われたけどwここからはその子の相談について書きます。ちょっと重い内容だし長いので読みたくない方は読まないで下さい。
その男の子とは2時間も話をした。彼はお母さん、お姉さん(高2)と3人暮らし。実のお父さんは彼が2歳のときに出て行ったって聞かされてるらしい。本当のところは分からないけどって。ちょっと変わった家庭で、お父さん(彼曰くおじさん)がすぐに変わるらしい。つまりお母さんが籍は入れないけど常に男の人と同居しててその相手が定期的に変わるってこと。別におじさんはみんなに対して優しいらしいんだけど。幼い頃からこれがずっと続いてるんだって。お母さんに似てお姉さんも今そんな状態らしい。だからヤってるところを目にするのも日常茶飯事なんだって。彼は「家に居づらい、居場所がない」って悩んでて電話してきた。あと「こうゆう環境の中で育ってるから俺も変なのか?」って。
途中話がそれてしまって彼の好きな本の話やサッカー(部活)の話を聞けた。あと一途って何?って二人で語り合った。それで彼のことをほんの少し知ることができて「家庭環境は変わってるなって思うけど、あなたは自分の意見ちゃんと持っててしっかりしててすごいなって思うよ。あなたのこと変わってるなとは思わないよ」って伝えた。すごく気になったから「家族のそうゆうところ目にするの嫌じゃない?」って聞いた。そしたら「見たいとは思わないけど嫌じゃないし、それがうちでは普通だから」って。何て声掛ければいいのか分からなかった。彼は幼いときからそうゆう環境の中で育ったから、友達以外の年上の男の人のことが苦手なんだって。あたしがそれですごく心配してたら「トラウマだけどお姉さんが心配するほどじゃないから大丈夫」って。「話聞いてもらえただけで結構すっきりしたよ。こうゆうこと相談できる人いないから」って言われて終話。結局力になれないままですごく申し訳なかった。反省。ずっと解決策を考えてるけど、彼が家を出る以外に何も思いつかない。でも高1の彼にとって家を出るとか非現実的すぎるし。彼の力になりたかった。あたしがもっと勉強してればいいアドバイスができたのかもしれないって思う。
土曜日の午前はいつもこんな相談(男子中高生からの相談)ばっかりなのか?って思って記録読んでたら、あたしが入ってる土曜日の午前中にしかかかってきてない!しかもみんな話し方が違うからきっと同じ人ではないと思うし・・・。あたしって何なんだ!?wてんやわんやで一応あたしの担当の時間が終了。結局返せてなかった8通(朝より増えてるし!)を引継ぎでお願いして、居残りして記録書いて無事終了した。よかった。
このボランティアは相談員のほうがこうやって追い詰められることがよくある。「割り切って考えなさい」って先生にいつも言われてる。でもあたしはどうやっても割り切ってなんて考えられない。今日の男の子の話を次のシフトの子にしたら「ただの妄想で嘘の話なんじゃない?」って言われた。あたしは真に受けやすいから常に実話って思ってる。すべてを信じ込んでたら妄想癖についての解決策を考えることは出来ないけど、彼らを受け止めたい、受け入れたいって思うからあたしは信じるようにしてる。あたしは電話相談員に向いてないんだろうなって思うけど、彼らから学ぶことも多いし、落ち込んでも自分が成長してるんだろうなって思うから、大学を卒業するまで続けてあたしにできることを精一杯していこうって思ってる。